母子手帳
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今月は入学シーズンです。
一部地域を除き、小学生の鞄として今でも主流のランドセルは、意外と重く、お値段も高いアイテム。
そのかわり、その頑丈さは素晴らしく、6年間子供の雑な扱いにも耐えてくれます。
そして、使い終わったランドセルの活用法として、最近はおしゃれなリメイクも人気です。
頑丈な素材を活かして、長財布や名刺(カード)入れ、キーホルダーなど様々なアイテムにリメイクできますよ。
その他にも、被災地や海外でのリユースのために寄付することで、別の場所でもう1度活躍させてあげることも可能です。
さて、ランドセルをしょって小学校に通う子供たちも数年前にこの世に生を受けすくすく育ってここまできました。
突然ですが日本では馴染み深い「母子手帳」というものがあります。
一般的には、妊娠が分かったらすみやかに自治体に届け出をして母子手帳を受け取りますが、この母子手帳というものが一体いつからあるかご存知ですか?
母子手帳の前身となる「妊産婦手帳」が生まれたのは太平洋戦争中の1942年。
当時はこの手帳があれば物資や食料を特別に配給してもらえるなどの特典もあり、多くの妊婦さんが手帳を受け取ったそうです。
その後、児童福祉法などの法整備も進み、生まれた子供の予防接種や病歴なども一括管理する内容に変わり現在の形になっています。
母子手帳は日本で生まれた日本独自のシステムでした。
そして現在の乳幼児死亡率の世界トップクラスの低さには、この母子手帳や予防接種が寄与したといわれています。
こうした効果を期待して、1990年代にはじめて母子手帳がインドネシアに導入され現在ではアジア・アフリカ・中東諸国を中心に世界約30か国で導入されるようになりました。
たいわどう鍼灸整体院
木村健太