出汁
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1月20日頃から2月2日頃までは1年で最も寒い『大寒』という暦であり、寒さが厳しい季節です。
そしてそれを過ぎると立春になり、寒暖差が出てくる時期。
気温だけでなく気圧にも変化があるため、体調を崩しやすくなりがちです。
原因は、気圧の変化が耳の「内耳」という器官から脳に伝わり、自律神経のバランスが崩れるから。
人によって様々な症状が出ますが、内耳周辺の血行を良くするのも症状改善が期待できる1つの方法です。
耳を軽く引っ張ったり、前や後ろにぐるぐる回したりする耳マッサージがオススメですよ。
さてまだ寒い2月。
暖かい汁ものを食べる頻度も高いと思いますが、ご自宅ではどんな出汁(だし)を使っていますか?
出汁と言っても、かつお・昆布・煮干し・あご…など色々あります。
かつお出汁は香りの高さが特徴で、うまみ成分はイノシン酸。
出汁の香りを消さないあっさりした具材に向いています。
昆布出汁は香りを楽しむというより料理にコクを与えるもの。
うまみ成分はグルタミン酸で、かつお出汁のイノシン酸と合わさるとより強い旨味を出すことから、かつお&昆布の合わせ出汁は美味しいのです。
そして驚きなのは、出汁には満腹感を持続させる効果があること。
満腹感が持続するので食べ過ぎを防ぎ、旨味のおかげで味つけが少しですむことから減塩にもつながります。
また、かつお出汁に含まれるヒスチジンやアンセリンは血流を促す作用があるため疲労回復や肩こりの予防効果が期待でき、昆布出汁に含まれるアルギン酸は脂肪吸収や血糖値の上昇を抑える働きがあります。
つまり出汁は飲むだけでも体にいいものなんですね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
たいわどう鍼灸整体院
木村健太