睡眠と肥満
4月は入学シーズン。
日本では入学式には新入生も保護者もフォーマルな装いで参加するのが一般的ですが、これは世界的に見ると珍しいんだそうです。
特に欧米諸国では入学式といった式典そのものがなく、入学初日はクラス分けの発表や学校生活のガイダンスが行われるだけ。
生徒も保護者もみな普段着です。
ちょっと味気ないですが、そのかわり海外は卒業式が派手。
特にアメリカの高校では卒業年度にプロムと呼ばれる正装でのダンスパーティが開かれるのが有名です。
海外では始まりより卒業を盛大にお祝いする傾向が強いのでしょう。
でも、子供の新生活を祝う日本の入学式も素敵なもの。
想い出として、学校の正門で「入学式」の看板と親子写真を撮る人も多いですよね。
さて皆さんは毎日何時間くらい睡眠をとっていますか?
実は睡眠時間と肥満には相関関係があることが分かっていて、毎日7時間睡眠をとるグループを基準にすると、6時間のグループで23%、5時間のグループで50%、そして4時間以下のグループになると73%も肥満度が増す確率が高くなるという検証結果があります。
なぜ睡眠時間が短くなると肥満リスクが高まるのでしょうか。
その原因は2つのホルモンの働き。睡眠時間が短くなると食欲を押さえる「レプチン」が減り、食欲を増進する「グレリン」が増えるんです。
しかもグレリンが増えると無意識に高脂肪・高カロリーな食事を欲するようになるのにも注意が必要です。
寝不足で疲れている時に限って、こってりしたラーメンなどを食べたくなるのはこれが原因かもしれません。
さらに、睡眠不足が続くと体内の深部体温が下がるので起きている間の代謝が落ちてしまうのも怖いです。
適度な睡眠時間、是非意識してみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
たいわどう鍼灸整体院
木村健太